参加者はプロレスファンだけでなく、空手指導者などもおり、武道・格闘技全般に渡った話題で盛り上がった。スーパーFMWのスタッフも参加し、興行運営の裏話も聞くことができた。ターザン後藤選手は普段の練習内容についてのファンの質問にも率直に回答した。
「練習は一日何時間くらいしていますか」
「一日何時間と固定してはいません。6時間くらいぶっ続けで行う時もある」
「ベンチプレスは何キロくらいを持ち上げていますか?」
「昔は最高200キロを持ち上げた。今はそこまでいかない」
また、ターザン後藤選手は弟子の松本選手をイジリ倒し、参加者を笑わせた。松本選手への当意即妙の突っ込みは、格闘家である上にエンターテイナーでもあるプロレスラーとしてのスキルの高さを実感した。松本選手も「コマネチ」などひょうきんなポーズで会場を沸かせた。
終盤では、両選手と参加者の記念写真撮影や、ターザン後藤選手のサイン入り「スーパーFMW電流爆破記念興行第2弾」チラシのプレゼントなど、ファンサービスで盛り上がった。この種の交流会は今後も開催する予定である。
電流爆破記念興行第2弾は10月2日に東京都江東区の新木場1st Ringで行われる。ターザン後藤選手はメインイベントの有刺鉄線ボード画鋲ラダーデスマッチに出場する。第1弾で使用された有刺鉄線ボード&画鋲にラダー(梯子)が加わった。
一般のラダー・マッチは梯子からのダイブや梯子を昇る攻防が醍醐味だが、今回はひたすら凶器として使用されるようである。凶器を加えることでデスマッチの凄惨さを強め、将来的には電流爆破デスマッチの復活を予定しているという。
松本選手はアメリカスヘビー級王座決定戦に出場し、ジ・ウインガー選手と対戦する。アメリカスヘビー級王座はターザン後藤一派のムサシ大山選手が保持していたタイトルである。「絶対に勝利してベルトを獲得する」と意気込みを語った。
(写真はターザン後藤選手と松本トモノブ選手)
(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)