284番の記者は30分くらい並び、入った会場が超満員の酸欠状態。ただでさえ、狭いボックスの中にギュウギュウ詰めの「ガス室送り」の様なのに、ジョイントの七尾旅人という人が、「戦争のうた」とか暗い歌を歌い、一気にテンションが下がる。のち、さだまさし風だった彼がファンモン風DJ風に激変しライブが終わると、会場内はさらにヒートアップ。神聖かまってちゃんのファンが前に押し寄せて朝の常磐線みたいな混み様になった。
今日は、ヘドウィグ・アンド・アングリーインチみたいな女装メイクで現れた神聖かまってちゃんのの子。本人いわく、黒柳徹子スタイルだというが、どちらかというと毛皮族の江本純子みたい。というか、の子がもともと美形なので江本さんよりもキレイに…。どうもソッチ系だった事をカミングアウト?し、血色も良く、腕の傷も癒えたの子。この間まで死ぬの生きるの言ってた人とは思えない輝きぶりだ。
スポーツ狩りの若者や、白髪交じりの中年も交えた熱狂的なファンたちが彼らの演奏にあわせてビョンビョン飛んでってくれるので、それにくっついてどんどん前に行けるのはいいのだが、みんなロッカーキーや、お財布など、ポケットに入れたものがそこらじゅうに落ちてしまう。誰かの携帯を拾ってしまい、持ち主が分からず、途中からライブに集中できなくなる。ほどなくラストの曲。
ラストの曲前で、会場の空気がひとつになった事にゴキゲンになってしまったの子が、キーボードを操作するリーダーのmonoくんに絡み出し、「こいつ(mono)はエミネムに影響を受けている!」と、言い出した。まさか!とは思ったが「神聖かまってちゃんエミネム説」には気づいていた。しかし、相手が間違っている。つづきは2で。(コダイユキエ)