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張本氏、ヤクルト青木投手の死球は「狙ったわけじゃない」 “わざと狙う”投手は誰?

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張本勲氏

 12日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がプロ野球のピッチャーについて独自の見解を示した。

 番組では、8日神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース戦で、阪神・岩田稔投手がヤクルト・青木宣親選手の頭部にデッドボールを与え、青木選手が激しく怒り、両軍が乱闘寸前となった様子を放送する。

 岩田投手は、昨年8月に青木選手に対し同じように頭部をかすめるボールを投げており、それが怒りの原因であることが紹介された。

 これを見た張本氏は、

 「選手は絶対忘れないからね。2回目だからね。あれはね狙ったわけじゃないからね。すっぽ抜けだから。今、頭狙って投げるピッチャーは誰もいないよ」

 と持論を展開。続けて、

 「昭和の時代はいました」と衝撃発言。驚いた関口宏が「誰ですか?」と聞くと、

 「いつも喧嘩するんですよ、体に投げろと。投げるんだったら。すると『いや、先輩ね、首のほう、頭の上じゃないと怖がらないから』と平気で言うやつがいたんです」

 と説明した。

 その後、話題が移ったため詳細が語られることはなかったが、ネットユーザーは「犯人探し」に着手。わざと頭を狙って投げた投手について、様々な声が上がる。

 中でも有力候補とされたのが、与死球日本記録保持者で西武ライオンズなどで活躍した東尾修投手だ。コントロールの良さをウリとしていた同投手は強烈な内角攻めで知られ、ぶつけることも辞さなかった。

 ある試合では、当時ロッテオリオンズに在籍した落合博満選手に頭部死球を与え、激怒した落合選手が東尾投手めがけて打球を放ち、肩に当てたこともある。また、デッドボールを受け大乱闘を起こした元近鉄・リチャード・デービス選手が激怒した理由も、チームメイトへのデッドボール連発に激怒したためで、同情する選手も多かったと言われている。

 現在はWBCなどで日本代表チームを結成することもあり、選手同士仲が良く、狙って投げる投手はいないと言われるプロ野球界だけに、平成のファンには少々考えられないが、張本氏によると、昭和の時代には「狙って頭に投げる投手がいた」ようだ。

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