人気パーソナリティー・宮川賢氏とスピリチュアルアイドル・疋田紗也ちゃん、しゃみドル・津軽まきちゃんの3人が繰り広げるトークイベントの目玉は「秘密の指令書」コーナー。その内容は、宮川氏がステージから去り、残されたアイドル2人が、封筒に入った数枚の指令書に書かれた指令をクリアしなければならないというもの。
今回はスピリチュアルアイドルの疋田紗也ちゃんに続きしゃみドル・津軽まきちゃんが秘密の指令コーナーに挑戦。宮川氏とのトークでは、得意の津軽三味線や、働いているメイド喫茶の話で大盛り上がり。しかしコーナーが始まると、颯爽と宮川氏は退場し、ステージには緊張した面持ちのまきちゃんだけが残された。
まきちゃん「緊張してきました、人前に出るのがあまり得意ではないので(笑)。では開けます。『津軽まきちゃんはコスプレアイドルとしても活躍中。これまでコスプレをしていて、もう誰にも言えないくらい悲しくなったトホホエピソードを1つ、2つ教えてください。とても可愛く頑張るコスプレイヤーの裏舞台を、ここで暴露するのだ!』。…えっとまず、コスプレアイドルとして活躍中というところの異議申し立てから始めてみたいんですけども。これはコスプレではなく仕事着、アイドルではなく三味線弾きという感じで」
この日、青い着物で登場していたまきちゃん。まずはそれを「コスプレではない」と念を押してからトホホエピソードを語り始めた。
まきちゃん「秋葉原の『ミアカフェ』というお店でアルバイトをさせていただいてるんです。そこは普通のメイド喫茶で、頭にカチューシャを付けて黒いビスチェ、それから下もふわふわのスカートにエプロンを巻いている制服なんです。お仕事が終わると結構フラフラになって、そこから着替えて帰るんですけど、ある日総武線に乗っていた時、窓ガラスに疲れた顔のメイドが写っていたんです。『誰?』と思ってよく見てみたら、私だったんですよ。着替えたはずなのに、カチューシャを取り忘れてそのまま電車に乗っていたことがあります。…ダメですか、これは結構痛いですよ?」
そう言いながらブースの方を窺うように見るが、ファンファーレは鳴る気配がない。
まきちゃん「なんで? 厳しい! これ以上の話? じゃあ、これ言っちゃっていいのかな? 撮影会の時に、バニーガールの衣装を着たんです。ですがバニーちゃんなんで、露出が激しいんですね。だからブラジャーなどはできないんです。かと言って、そのままの胸でバニーを着たらポロンしちゃうんで、どうしようって困ってたんです。それで他の女の子たちはどうしてるのかと聞いたら、ガムテープでぐるぐる巻きにして、さらしみたいにして胸を押さえていたんです。私もぐるぐる巻きにして、剥がす時痛かったです。…もう勘弁してください」
まきちゃんがそう言うと、やっと会場にファンファーレが鳴り響いた。なんとかクリアしたまきちゃん、「言っちゃったよ…」と少々後悔しているご様子だった。2番目3番目はサービス問題(とはいえ、まきちゃんは非常に嫌がっていたが)であり、難なくクリア。4番目は「楽譜を見ずに弾ける曲のタイトルをすべて書き出せ」というものだったが、これも簡単に何曲も書き込んでいく。
まきちゃん「楽譜を見たりということなんですが、三味線は基本的に楽譜を書かないんですよ。書こうと思えばできるんですけど。先生がやっている曲をレコーダーに撮って、だいたいを耳で覚えるんです。なので覚えてる曲は一杯ありますよ」
結局すべては書ききれなかったが、計60曲ぐらいあるとのこと。これには何の問題もなくファンファーレが鳴らされる。そして最後の封筒。
まきちゃん「最後です、いきます。『なかなか頑張るではないか。それでは最後の指令だ。その書き出した曲の、3番目にあげた曲を演奏してみてください』。はい、頑張ります。…人前で弾くと、急に弱気なんですが、緊張して指が弦に当たらなかったりするんですよ。足が震えてきました」
弱気な発言をするものの、「東京音頭 BREAK Maxバージョン」を華麗に弾くまきちゃん。その音に会場の皆が聞き惚れ、終わった後の拍手は、ファンファーレの音が聞こえないほど。宮川氏も拍手をしながらステージに戻ってくる。
宮川氏「これは素敵ですね」
まきちゃん「ありがとうございました」
実は演奏の途中で東京音頭をド忘れしたらしく、津軽じょんがら節に変わったらしいのだが、まったく違和感のない演奏だった。
『BREAK Max』公式サイト http://www.ad-room.net/break-max.html
「ニンニンちくび」公式サイト http://2219.jp/
(「じゃりん子ウメ」梅季颯 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou