その結果、職場で気をつけている身だしなみのトップは、「自分の体から発するニオイ(42.2%)」が挙がった。また、「自分のニオイの変化を感じたことがある(口臭以外)」とした人は全体の6割(59.4%)。男女ともに多くの人が、過去のニオイとの変化を実感していることがわかった。
さらに、「自分の加齢を感じる項目」をたずねたところ、男性では「白髪(43.7%)」に次いで「ニオイ(37.4%)」が、女性では「肌(65.9%)」「白髪(56.5%)」「体型(51.7%)」に次いで「ニオイ(35.6%)」が挙げられた。加齢対策をしている項目でも、男性では「ニオイ(29.6%)」が圧倒的トップなのに対し、女性では「肌(44.6%)」「白髪(30.8%)」に次いで「ニオイ(30.5%)」が3番目となった。
ちなみに、「オジサン独特のニオイ」と思われがちな「加齢臭」だが、実は中高年の男性だけではなく、男女ともに40歳を過ぎた頃から発生するニオイである。しかし「加齢臭」の認知率は95.9%と非常に高い一方で、「女性にも加齢臭がある」ことを知っているのは、約半数の49.7%であった。
そんな中、全体の72.8%が「他人の加齢臭」を感じており、職場の男性に対しては全体の63.5%が、職場の女性に対しては35.9%が、「(加齢に伴う)年齢特有のニオイ」を感じていることもわかった。
今回の調査を受けて、「ニオイケア」は、いまやビジネスパーソンの重要な身だしなみのひとつであることが、改めて明らかになった。また、ニオイの“エイジング”という観点からは、男性だけでなく、女性にも自覚や関心の高さがうかがえた。汗のニオイだけでなく、大人のニオイ(加齢臭)に対しても、今後ますますケアの意識が広がりそうだ。
また、資生堂では加齢臭対策のデオドランドスプレー「エージープラス エイジデオスプレー(医薬部外品)」と「エージープラス メンズエイジデオスプレー(医薬部外品)」を発売している。さらに同社では、「におい」の原因、基礎知識、予防法を紹介する「デオ研」というサイトで「におい」にまつわるエピソード連載や時に愛おしく感じる意外な一面など、「におい」の不思議な魅力に迫っている。
資生堂Ag+ http://www.shiseido.co.jp/ag/#top
デオ研 http://www.deoken.jp/