今回のアルバムにはハードロック・ヘヴィメタルファンにはお馴染の豪華なゲストが揃っている。まずボーカルにはアピスの盟友であるケリー・キーリング、日本のアーティスト(B'z、氷室京介、パール)にも縁がある盟友・トニー・フランクリンを迎えている。
そして、今回の目玉である豪華ギタリスト陣は、イングヴェイ・マルムスティーン、ジョン・ノーラム、スラッシュ、ザック・ワイルド、ダグ・アルドリッチ、テッド・ニュージェント、スティーブ・モーズといったハードロック・メタル界では良く知られたゲストを招いている。
さらには、リッチー・サンボラ、ブライアン・メイを起用しているところが注目すべき点だ。他には、フランク・ザッパの息子であるドゥイジール・ザッパを起用している。
アルバムの内容は、かつてリリースされた「ギター・ゼウス」と同じく、大人向けのハードロックが展開されている。地味と取るか、渋いと取るかは聴く人によって評価が分かれるところだろう。現在、このアルバムは輸入盤で購入が可能だ。
60歳を超えた今も現役バリバリで活動するカーマイン・アピスの近況を知らないファンもいるようなので、いつまでも変わらない彼のドラムをこの機会に聴いてみると良いだろう。
オフィシャル・ホームページでは、5月に亡くなったロニー・ジェイムズ・ディオへ向けて、追悼のメッセージを出している。弟のヴィニー・アピスがディオとタッグを組むようになったことから家族付き合いがあったそうだ。
カーマイン・アピスのオフィシャルHP(英語) http://www.carmineappice.net/
文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou