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記録的なハイペース?ヤクルト・山田哲人が開幕から盗塁量産中

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山田哲人

 2016年、史上初となる2年連続の“トリプルスリー”を達成し高い打力を見せつけた一方で、2年連続となる盗塁王のタイトルを獲得するなど走力も折り紙付きのヤクルト・山田哲人。昨年はシーズン通算14盗塁という不本意な成績に終わったものの、今シーズンはその快足に輝きが戻ってきている。

 8日に行われた巨人との一戦で決めた2盗塁を含め、今シーズンの山田はここまで7つの盗塁を記録。開幕からまだ9試合しか消化していないにもかかわらず、早くも昨年の半分に当たる盗塁数を稼いでおり、さらにその成功率は現在100%である。

 今季からチームに加わっている河田雄祐外野守備走塁コーチの教えもあるのか、シーズン換算だと「112」という恐るべきハイペースで盗塁を量産している山田。もちろんペースは落ちることもあるだろうが、仮にこのまま「112」に到達すれば、盗塁に関する3つの記録を塗り替えることになる。

 1つ目の記録は2004年に赤星憲広(当時阪神)が記録した“平成最多盗塁記録”の64個。2003年から2005年にかけて赤星は3年連続で60盗塁以上をマークしたが、この中で最も数が多いのが「64」だ。ちなみに、平成のプロ野球で赤星以外に60盗塁以上を記録した選手は1997年の松井稼頭央(西武、62個)と2011年の本多雄一(ソフトバンク、60個)の2名しかいない。

 次の記録は1983年に松本匡史(巨人)が達成した“セ・リーグ最多盗塁記録”の76個。現役時代は“青い稲妻”という愛称で親しまれた韋駄天が残したこの記録は、達成から30年以上経つ現在も破られていない。

 そして最後の記録は言わずもがな、1972年に福本豊(阪急)が打ち立てた“球界史上最多盗塁記録”の106個である。当時と違い投手のクイックモーションが確立した現代では、この記録は未来永劫更新することが不可能な“アンタッチャブルレコード”であるとも言われている。

 果たしてこれらの記録の更新はなるのか。今後の山田にも要注目だ。

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