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堀越日出夫の「私、テレビの味方です」 長澤まさみドラマ惨敗で次作は「ぼくの妹は隠れ巨乳」!?

 先月28日、TBS系のドラマ『ぼくの妹』が最終回を迎えた。主演はオダギリジョー(33)で、妹役のヒロインに長澤まさみ(22)を据えて、同局伝統の「日曜劇場」枠で勝負をかけたわけだが、どうにも視聴者に響かず数字的には大惨敗に終わった。なんでも平均視聴率は8%前後だというから、これは担当者の責任問題に発展するかもしれないが、なんらおとがめなく局の“大人たち”は高給をもらい続けることだろう。

 それはそうと、このドラマの制作発表時点からとにかく違和感ありまくりだったのが、長澤まさみが妹役を演じるということだった。妹!? 長澤まさみが妹!? あのですね、当連載で2カ月前に指摘したように、長澤まさみの顔はすっかり成長してしまい、“あの頃の長澤まさみ”はもうどこにもいないわけですよ。大人顔になった長澤まさみに“妹感”を押し付ける局サイドの神経がまず理解できないわけです。

 だって、タイトルからして『ぼくの妹』なわけで、つまり男性視聴者に「オダギリジョーにあなたを代入して、もしも長澤まさみが妹だったら、という設定に萌えて下さい」ということなのだ。しかし! 大人顔の長澤まさみには“妹感”は皆無だから!
 それに、ドラマスタート前の宣伝として、「あの長澤まさみがキャバクラ嬢を演じる!」というアドバルーンを高々と掲げていたのに、ある視聴者によれば、「ナメてるとしか思えませんよ! 肌の露出はしないし、隠れ巨乳をアピールすることもないし…」とすっかりお怒りモード。案の定、第2話から視聴率はガタ落ちした。
 長澤まさみをドラマの主役かヒロインで起用する場合、必勝法は2つある。
 1つはしっかりとした脚本を用意して、普通に視聴率を取りに行くパターン。もう1つは隠れ巨乳という幻想を駆使して、エロ〜い場面をふんだんに盛り込み、あまりドラマを見ない男性層を引っ張り込むパターン。この2つを合体させれば、まず失敗はないと思われるのだが、どっちも中途半端だと目も当てられない結果が待っている。
 というわけで、次のクール以降で彼女を起用するならば、『ぼくの妹は隠れ巨乳』くらいにしないと数字は取れませんから! 緊急続編として、TBSさん、よろしく!

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