「事業仕分け」では賛否両論あったものの国民から大きな注目を浴びた蓮舫氏。この起用をあきれ顔で語るのは全国紙記者。「事業仕分けで民主党に夢を見た国民も多くいたのは事実でしょう。しかし今は鳩山総理や小沢幹事長の金銭問題でイメージは最悪です。蓮舫氏の起用で“改革イメージを再び”という思惑が見え見えですね」。
蓮舫氏は青山学院大学法学部卒業。大学在学中に1988年度クラリオンガールとして芸能界にデビュー。1993年にはテレビ朝日の報道番組「ステーションEYE」の司会に抜擢。1997年には双子の母となり、2004年7月に民主党から参議院議員選挙に出馬し見事当選。昨年の「事業仕分け」ではズバズバ斬り込む姿が連日テレビで報道され話題になった。「やはり元芸能人ですからね。宮崎県の東国原知事などもそうですが、アピール力は立派です」(全国紙記者)。しかし、「まだ彼女は当選一回のペーペーですからね。勉強不足という面も否定できません。話題となった事業仕分けで、テレビでさも彼女が中心となってといった取り上げ方でしたが、実際に会場で役人に厳しく的を得て斬り込んでいたのは政策通として有名な枝野幸男氏でした」。
蓮舫氏はスーパーコンピューターに関してなどで“的外れ”なツッコミを入れ失笑を買っていたのも事実。「雰囲気だけ作ってもらい、具体的な発言は控えてほしいというのが民主党幹部の本音でしょう。勢いで問題発言をされたらそれこそ民主党政権の命取りになります」(全国紙記者)。
果たして民主党は蓮舫氏起用という“わかりやすい作戦”を成功させることができるのだろうか。