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32歳の都立高教諭が女子生徒に「一緒に寝よう」などの不適切メール845通を送る

 東京都教育委員会は7月14日、担任していたクラスの女子生徒に、不適切な内容のメール計845通を送信するなどしたとして、23区内の都立高校の男性教諭(32)を同日付で懲戒免職処分にした。

 都教委によると、教諭は11年4〜11月、担任をしていた当時高校2年の女子生徒に対して、不適切なメールを計845通送信した。勤務時間中にも送っていた。

 その内容は、「付き合って」「逢った時一緒に横になって寝よう」「抱きしめたらキスしたくなってキスした」などといったもので、性的な表現を含むメールもあった。

 不適切なメールだけではなく、教諭は学校外でも女子生徒と会い、ネックレスを買い与えたり、「定期代」名目で現金1万円を渡すなどしており、自宅に連れて行ったこともあったという。

 12年12月に、女子生徒の母親がメールを読んで事態を知り、保護者からの指摘で発覚。「交際しているのではないか」とのウワサが広がったこともあり、女子生徒は卒業前の約2カ月間登校できない状況に陥った。

 都教委の調査に対し、教諭は「女子生徒を喜ばせようと思った」と話したという。都教委では不適切なメールを送るなどしただけではなく、女子生徒が登校できないような状況をつくった責任もあるとして、最も厳しい処分を下した。

 メールだけならまだしも、女子生徒と学校外でデートまがいのことをしたり、プレゼントや現金を渡すなど、言語道断の行為で、公私混同もはなはだしい。人間だから、生徒のことを好きになることはあるかもしれないが、教師である以上、そこにブレーキをかけなければならないはずだが…。
(蔵元英二)

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