手軽に医師の意見、すなわちセカンドオピニオンを聞くような機会は無いのだろうか。
これに、まず役立つのは保健所である。
保健所には、医師が常駐する。のっぴきならぬ状況にある相談者にとって、行政の電話相談などはっきり言ってただの電話代の無駄だ。ならば、その際は保健所にアプローチするのがよかろう。
「常駐医師や曜日ごとの担当医師の専門分野は、地域の保健所によって様々ですから、まずは電話で確認することをおススメします」(都内・某保健所)
ということなので、確認されたし。
また、
「各市区町村では、市民相談の中に健康相談もありますので、ご確認してみてはいかがでしょうか」(東京都の担当者)
という方法もある。
いっぽう、東京都医師会、では、毎月第二木曜日に、東京都医師会館において《難病医療相談》を実施している。意外に知られている制度なので、早々に来月分の電話予約をしておくのもよいだろう。
…担当医師とのコミュニケーションは重要だが、その傍ら、こんな風に無料で患者側が医療知識を得ておくことも可能、ということである。
またこのほか、大病院の中には、こういった家族からの相談に乗ってくれるカウンセラーが常駐している所もあるので、お近くの大病院に確認のうえいろいろと相談に乗ってもらえることもあるかもしれない。