さらにメルカリ、楽天、ヤフーの3社は、ネットオークション、フリマアプリで、読書感想文や工作物など「宿題の完成品」の出品を禁止する合意を文部科学省と交わしている。
これを受け、ネット上ではさまざまな「夏休みあるある」が語られている。「宿題か〜8月31日に泣く泣くやったわ」「当時はネットもなかったから図書館で天気全部調べたな」「俺らのころはホームセンターで売られているキットは工作として認められなかった」「むしろ9月に入ってからが勝負。最初の授業まで時間がある」「宿題やんなかったけど、一回怒られれば済む話なんで平気だった」といった思い出を振り返る声が聞こえる。
ただ、文科省が「宿題完成品」出品禁止の合意で定めた「児童が自ら宿題に取り組むことの大切さを周知」する目的には、賛同する声も多く「やはり自分でやるのは大事だよな」「工作は手伝うまでならセーフ。完成品を買ったらアウトっしょ」「これは出品する方も悪いが、むしろ買う親が悪いのではないか」と親を責める声が大きい。
また、出品される「宿題の完成品」は当然ながらクオリティが高いものであろう。これに対しても、「やっつけでもいいから自分でやる方がいい。最初からレベルの高いものなんて作れないんだから」といった意見もある。
さらには、出品されるものは「宿題の完成品」でなければ良いわけで、抜け道もいくらでも生じてしまう。今後もいたちごっことなってしまうのではないだろうか。