堀江氏は2020年6月のツイッターでも、「そもそも通信制前提にすれば入試など要らない。ゼロ高入試ないよ笑」と書き込んでいる。この時期はすでにコロナ禍が到来しており、リモートワークやリモート授業などが行われていた。堀江氏の意見としては、リモートで代用できるものならば積極的に導入していくべきであり、「入試」はムダであると効率的に考えているのだろう。
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堀江氏のこうしたムダ批判、効率重視の考え方として、よく知られているものが「寿司職人の修業」を巡る論争がある。堀江氏は2015年10月のツイッターで、「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」(原文ママ)、米炊きやシャリの握りの技術の高さについてユーザーからツッコミが入ると、「そんな事覚えんのに何年もかかる奴が馬鹿って事だよボケ」と切り捨てた。
さらに堀江氏は、寿司を握るには精神的な部分より、「ノウハウの取得」が何よりであるとも主張していた。2014年12月には自身のYouTubeチャンネルで、「今は寿司アカデミーとかで数か月でノウハウを学べる」と寿司職人の養成学校、東京すしアカデミーの存在を紹介。このほか、料理のセンスがある人が独学で寿司職人になった例なども紹介されている。
堀江氏は2019年の著書『捨て本』(徳間書店)でも、「おいしい寿司のつくり方は、YouTubeで公開されている。それをちゃんと真似れば、数十年修業した腕前と、ほとんど変わらないレベルの寿司を数カ月で握れるようになる」と記しており、基本的な主張は変わっていないようだ。
入試も寿司職人修業も「古いもの」「ムダなもの」という共通点があり、そこに堀江氏が否定的な反応を示すのは必然だと言えそうだ。
記事内の引用について
堀江貴文氏のツイッターより https://twitter.com/takapon_jp