著者は20歳で銀座デビュー、30歳の若さでママに上り詰める。経験で語る銀座ホステスの「カネ」「男」そして「テクニック」は興味深い。人気のあるのは「太くてかたくて長い」客だとのこと。もちろん下ネタではなく「付き合い」の話だ。
華やかな夜の銀座、実はとっても体育会系の世界だという。厳しいノルマや数多くの罰金が存在し、伝統を重んじる場所でもあるのだ。
「ホステスなんて酒飲んで楽してもうけてるんじゃないの?」などという甘い幻想はふっとんでしまうはず。むしろ厳しい世界を生き抜く彼女らに尊敬の念すら抱くことになるだろう。(税別743円)