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“悪”の顔ふたつ! 名前を変え40億円『偽コイン』詐欺師のツラの皮

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提供:週刊実話

 名前を変えての詐欺行為、明らかに確信犯だろう。架空のコイン購入費の名目で総額40億円以上の金が1400人から集められた事件が明らかになった。
 警視庁は2月2日、架空の『英国ロイヤルベビー記念コイン(Bコイン)』の販売を持ちかけ現金を騙し取ったとして、詐欺容疑で記念メダル販売会社の『千笑』(現『ゴールドスター』)の実質的経営者・薬師神学容疑者(51)を逮捕した。実はこの人物、かつてタレントの嶋大輔が関連会社の広告塔を務め、詐欺疑惑が取り沙汰された『MJホールディングス』の代表“若山学”と同一人物であることが判明したのだ。

 お笑いタレントの出川哲朗がCM出演していた仮想通貨取引所の『コインチェック』が、不正アクセスにより巨額の仮想通貨「NEM」を流出させた騒動はいまだ収まらないが、こちらは完全な“偽コイン”の話。
 「『Bコイン』を巡っては、すでに『千笑』の役員ら6人が逮捕されている。主犯格と見られる薬師神容疑者は6年ほど前、『MJHD』が所有するコンテナを1口50万円で購入すれば、レンタル料として月々2250円を支払うと勧誘。約29億を集めたが、この資金のほとんどを会社の経費などに流用したとして、'13年3月に金融庁が『MJHD』ほか薬師神容疑者の知人らが代表を務める7つのファンド会社に対し警告を出していた。詐欺の疑いの声も上がったのですが、結局この件はその後、音沙汰なしで終わったのです」(社会部記者)

 一方、嶋は1981年にデビュー後、『男の勲章』の大ヒットで脚光を浴びたが、'13年3月、政界進出を理由に芸能界を引退。同年夏の参院選出馬を目指したが断念し、'15年にタレント活動を再開している。
 「引退前に嶋は、『FCファンド』(フランチャイズ店舗匿名組合)というファンドの営業をする『ワイズキャピタル合同会社』の広告塔を務めていた。単なる広告塔ではなく、投資対象店舗で“大輔ホルモン”と題した肉食品を販売し、“トッコー娘”と称した独創的なユニフォームを着たウエートレスを置くなど、嶋のツッパリイメージを全面的に押し出したもの。その『ワイズキャピタル』が、薬師神容疑者の関連会社だったわけです」(同)
 幸い嶋には飛び火することはなかったが、薬師神容疑者は当時の若山からわざわざ名を変え、今度はコンテナファンドを購入した投資家に「コンテナファンドは倒産したが、当社が販売する『Bコイン』を購入すればコンテナの所有権を買い取る」と勧誘、懲りずに詐欺を働いていたのだ。

 しかし、いまだに仮想通貨のCMが流れているが、大丈夫なのだろうか? 現金で買い物が当たり前の昭和育ちには心配でしょうがない。
 詐欺師・薬師神学と若山学は同一人物だが、“悪”の顔ふたつ!

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