松本は番組冒頭の審査員紹介時に「特に今年はまた違う緊張感があるのは、もしかしたら日村さんがいるからなのかも」とイジり、日村はその場で「お騒がせして申し訳ございません」と頭を下げ笑いを誘っていた。
これを受けネット上では「さすが松本、処理の仕方がうまいな」「日村も(16年前の不祥事を取り上げられ)とばっちりを受けたのだから良かったのでは」などと好意的な意見が出た一方で、「これは笑いにすることなのだろうか。被害者がうかばれない」「これは、むしろ『何も触れない』ことをしたくなかっただけなのでは」といった否定的な声も聞こえる。
「女性への態度に関して言うと、過去には『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)で千原ジュニアが明かした木村祐一の話が問題となりました。木村が女性を家に連れ込み、そうした行為に及ぼうとしたところ拒まれ、怒った木村が帰ろうとする女性に向かって凍った鶏肉を投げつけた、というものです。焦った女性が階段から転げ落ちるさまを、面白おかしく話していましたね。ただ、『テレビで笑いのネタとして話すことか』と一部のネット民から批判を浴びました。松本が直接関わった話ではありませんが、松本の番組は全般的に女性問題に関する意識が低いと言わざるを得ません」(芸能関係者)
松本は最近『ワイドナショー』(フジテレビ系)で体罰を事実上容認するような発言をするなど、マッチョな発言が問題視されることが多い。だからこそ、今回の日村イジりも賛否両論となったのだろう。松本の笑いの処理の仕方はうまいとはいえ、それがコンプライアンス的に妥当なのかは、議論の余地があるところだろう。