氷の塔に集められたFUJIWARA・藤本敏史や鈴木奈々らタレント8人が、何が起きても動じず、次々と襲いかかる試練に耐えるという企画。最後まで残った1人に優勝賞金100万円が授与される。
第1話から、爆発があったり、足元に竹刀を振り回されて耐える姿がインパクト抜群だったのだが、ドローンに偽物の包丁をとりつけた仕掛けが物議を醸している。安田大サーカス・クロちゃんの顔に包丁を当てるのだが、一部眼球に刺さりかけるだけでなく、ドローンが頭をこすり、額に赤みが残ってしまった場面があったのだ。
これに対し、TwitterやAmazonへのコメントでは「包丁で目を突くってどんな神経してんだよ」「ケガさせて引いた」「包丁目つきで冷めた」などの声があった。その一方で、「包丁のところ爆笑した」「腹痛いw」など、特に気にかけていない人もいたようだ。
「事前に“安全に配慮している”と告知していますし、シミュレーションもしています。問題ないと判断されたから放送されているのですが、やはりクレームは一定数あったようですね」(お笑いライター)
地上波で放送できない企画を、ネット番組で“ようやくできるようになった”と思ったら、テレビと同じ目線で番組を観てしまう人が多くいる。このことに頭を抱えている関係者もいるだろう。もちろんケガをさせるのは問題外。しかし、20年前のバラエティーなら同じように危険な状況になったり、ちょっとしたケガになったりすることも日常茶飯事であった。それほど世間の目は厳しくなり、バラエティー番組に対して耐性がない人が増えてしまったと考えられる。
「“バラエティー番組がつまらなくなった”と言われて10年以上経ちますが、こうした批判の声やクレームの蓄積が規制に繋がるのは確かです。もちろんケガをしてしまったらアウトですが、Amazonにはその瀬戸際で頑張ってほしいと思います」(同上)
最後に、あるTwitterアカウントのコメントを紹介しよう。「クロちゃんの包丁笑えないって人は多分普通にこの番組観るの向いてないから今後観ない方がいい気がする」(原文ママ)。
第2話は26日配信予定。気になった人は一度観てみるのもいいだろう。