Amazonランキング大賞のPrime Video総合部門で常に上位にランクインする人気シリーズ『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』に続く、松本人志による本シリーズ。参加者8名が「氷の塔」に集結し、この塔の中で参加者を襲う数々の仕掛けに驚くことなく、戸惑うことなく、微動だにせず耐え抜いた者が優勝するというかつてないバラエティ企画だ。仕掛けに耐え抜き静止状態をキープできた人のみ次のステージへ進むことができ、最後まで動かなかった参加者が優勝。賞金100万円を獲得できる。
松本は、当番組を思いついたきっかけについて、「『ドキュメンタル』の次に何があるだろうと考えて、もっともっとそぎ落とした結果これになった」と話した。『ドキュメンタル』はメキシコ版の制作も決まっており、番組パッケージとしても絶好調。それに続く第二弾とあり、「僕もテレビの世界から干されかけているので、Amazonさんと心中するつもりで頑張りたい」と、独特の毒を交えて意気込みを語った。
『ドキュメンタル』と比べて、今回の『フリーズ』は出演者も多彩だ。これについても松本は、「『ドキュメンタル』は芸人さんが対象になってましたが、今回はいろんなジャンルの人に出てもらえる」と今後の展開にも期待を寄せ、「普段テレビに出ないような人たちにも挑戦してほしい」と意欲的。諸星は今回の出演メンバーを見て“終わりかけた芸能人の集まり”と評して笑いを取ったが、普段テレビでは見られないような出演者の組み合わせが楽しめそうだ。
初回メンバーとなり発表会に登場した7人は、それぞれ悲痛な叫びを口にした。岩尾は「終わった後もダメージが長時間続く」、しずちゃんは「松本さんは変態だな。変態の行き着く最終ってこんなことになるんだな」、ボビーは「次日本に来たときは松本っていう人に会わないようにしたい」、ユカイは「SMですね」、諸星は「悪く言うと松本さんのパワハラ。第三者委員会に委ねます!」、鈴木は「初めて松本さんのことをムカつきました」、クロちゃんは「みんな終わった後、精神的におかしくなった」と、松本への恨み節は止まることがなかった。それでも、この番組を思いついた松本を尊敬していることは共通のよう。ユカイはこの画期的な内容を「お笑い界のキュビズム」と絶賛した。
松本も「今のお笑いの最先端、とまではいかないかもしれないけど、1回は見てほしい」と自信を見せる本作。9月19日からAmazonのPrime Videoで独占配信を開始している。