この映画祭、今年は7月19〜27日までの開催。長編国際コンペティション部門は、劇場公開を前提とした国内外の長編デジタルシネマを対象にし、新人クリエイターの発掘と支援を目指したもの。応募規定は「長編映画制作が3本以下の監督作品で、デジタル撮影された70分以上のもの」。なんと今回は、75の国と地域から693もの応募があり、第1次審査を経た12作品がノミネートされ上映。年ごとに、応募してくる作品のレベルも上がり、ノミネートに入らなかった作品の中にも、かなり良い作品があってバラエティに富んでいるとか。国では、ヨルダン、アメリカ、ドイツ、スペイン、レバノン、フランス、ルクセンブルグ、日本、エストニア、デンマーク、中国、トルコの作品と様々だ。期間中5名の国際審査員により最終審査が行なわれ、いろいろな賞が授与される。ちなみに、最優秀作品賞の賞金は1000万円、監督賞は200万円、短編の最優秀作品賞100万円など。
配給の都合などで、良い作品でも公開されないものもある。いち早く優秀な作品や国際的な感覚をキャッチしたい映画ファンは見逃せない。