稲田といえば、長くしゃくれたアゴと常に悪い顔色が特長。舞台に立つと、お客さんから悲鳴が聞こえることも珍しくはないが、外見だけで勝負せずきちんとトークもできることで着実に露出を増やしている。
「先日放送された『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でも、千鳥のノブさんや、M1王者の霜降り和牛の粗品さんを抑え、MVS(最優秀すべらない話)を獲得。これまで稲田さんのことを知らなかった人も、番組を見て、『この人は芸人が天職だと思う』『稲田さん面白いから売れて欲しい』といった声が溢れました。あの緊張する場で堂々としゃべることができることからも分かるように、稲田さんはビジュアルばかりに頼らず、トークの腕も磨いてきました。漫才でも評価されていて、コンビとして昨年は第48回NHK上方漫才コンテストで優勝していますよ。東京での知名度はまだまだの所もありますが、業界では面白いと評判なので、今後さらに露出が増えると思われます」(芸能記者)
とはいえ、親には芸人になることを反対されていたようだ。
「昔はかなりの人見知りで、芸人には向いてないと親に言われ続けていたそうです。しかし、多くの賞を受賞することで、今では親も芸人という職業を認めているのだとか。実際、特技がレジ打ちや機械を操る制御盤の回路読み取りであるなど、キャラクターも立っている。薄毛が気になって100万円以上かけて増毛をしたなどの面白エピソードも持っています」(前出・同)
ここまで個性が強いと、稲田ばかりに目が行きがちだが、実は河井に「相方になって欲しい」と頼んだのは稲田だという。2人が織りなす漫才はダブルボケに近いような形で、オチにもストーリー性がある。2人のバランスは抜群だ。
稲田は自身のTwitterでも「劇場にアインシュタインを見に来て下さると幸いです!」と呼びかけているが、今度さらなる飛躍を遂げることだろう。
記事内の引用ツイートについて
稲田直樹の公式Twitterよりhttps://twitter.com/tosakomainada