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『M-1』優勝の霜降り明星せいや、あの番組で急増したアンチを黙らせた?

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霜降り明星・せいや、粗品

 12月2日に放送された『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)において、霜降り明星が優勝を果たした。大会史上最年少の優勝が話題となっている。特にボケのせいやの、コミカルな動きやハイテンションぶりに注目が集まったようだ。

 『M-1』に先駆け、せいやは今年1月に放送された『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)において、もっともすべらなかった話を披露した芸人に送られる「MVS」を受賞するなど、一部では注目された芸人であった。この回で、せいやは自身のファンというSMの女王様との体験を、赤裸々に話し笑いを誘っていた。だが、そのハイテンションな話し振りに、「とにかくうるさいだけ」「テンションで押し切っている」といったアンチの意見も生じていた。

 今回の『M-1』でも、そのテンションは維持されたままといえるが、それが場の空気と見事にマッチングし笑いの渦を呼び込んだといえる。そのため、ネット上では「もともとアンチだったけど、せいやってすごい度胸あるんじゃね?」「若いのにすごいわ。この人、テンションだけではなく、ハイテンションも計算なんだろうな」といった“見直した”といった声も聞かれる。

 霜降り明星は、高校生版『M-1』といえる「ハイスクールマンザイ」において、別々のコンビで頭角を現して粗品とせいやが組んだコンビである。

 「落ち着きのない」せいやに「的確なツッコミを入れる」粗品といったキャラクターの対比もうまい具合に際立っている。

 特にせいやは、高校時代には笑いによってハードないじめを克服した体験を持つ。今回もアンチの人間を見直させる快挙を成し遂げている。若いながらも芸人としての根性は筋金入りといえるかもしれない。今後の活躍が期待されそうだ。

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