1973年に第一号店がオープン。筆者にとっても、子供の頃田舎に行くと、おばあちゃんにお小遣いをもらって、そんなピカピカの駅前のサンテオレでハンバーガーとソフトクリームを買って帰った懐かしい思い出がある。ソフトクリームを床に落として泣いたこともあったか。
現在東京にはなぜか、町田山崎団地店と青梅駅前店という2店舗しかない。そこで、そのうちの山崎団地店に行ってみた。
まずは、現地があまりに普通の団地の商店街なのに、音楽が流れ、人の波で賑わっていたのに驚いた。昭和40年代の世界、が生き残る、まさに勝ち組団地、と言って差し支えないレトロな雰囲気である。面白いので少し散策、花屋さんでは食虫植物なども売っていた。
いよいよ入店。山崎団地店は、最近のファストフード店とは違い、建付けよくがっしりと鎮座ましましていた。店舗には若いカップルだけ、と人影まばらだったが、一日平均ではたくさんの人が余裕で訪れるのだろう。緊張しながらおばさんに注文を。当然、ハンバーガーとソフトクリームである。クレヨンで番号が書かれた手書きの札を持って待っていると、来た!
古い設備のテーブル席で、まずは、ソフトクリームから賞味。…うーん、普通。(笑)でも、さすがにサンテオレ、悪くはない。次にハンバーガー。…懐かしのマヨネーズ風味は健在、同じ味(たぶん。)で涙が出そうになった。追加でチリドックも追加したが、ビールのアテにもぴったりだろう。やはりどれもちゃんと重厚な味でレベルはきわめて高く、満足のタイムスリップ体験が出来た。