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本気になっていた松本人志

 15.0%という高視聴率を叩きだしたTBS系『キングオブコント2015』(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。昨年の8.3%を大幅に上回ったのは、準決勝組が審査した昨年までのルールを刷新して、ダウンタウン・松本人志、さまぁ〜ず、バナナマンが審査員になったことが大きい。特に、松本。今年の松本は、“お笑いエンペラー”と呼ばれるにふさわしい行動を、ひっそりと起こしているのだ。

 まずは、舞台鑑賞を率先してするようになった。これまでに興味を示さなかったジャンルの音楽コンサートや宝塚歌劇団などを、生で見聞きするようになった。同時に、芸人のライブに足を運ぶ回数も増やし、今年は、夏に観たバナナマンの単独ライブに感化されたことを、ツイッターで激白。ダウンタウンでのライブ実施に思いを馳せる発言も、レギュラー番組で繰り返した。

 また、お笑い芸人の見識を拡充するために、完全プライベートでランチ会を実施。信頼の置ける陣内智則のお眼鏡にかなったローカル芸人と、昼食を共にしている。そこで初対面となったソラシドはのちに、不定期特番『上がり下がり』(フジテレビ系)に出演させている。

 そもそも同番組は、ランチ会から誕生した。生活のために芸人を辞めようと考えている人たちからの相談に、松本が真摯に答えるといった内容だ。深夜にひっそり放映されながらも、7月のプー&ムー、トータルテンボス、10月のソラシド、井下好井はそろって大好評だった。

 松本が生活の動線を少し変えたのは、長年にわたって審査員を務めてきた“M-1グランプリ”(テレビ朝日系)が復活することも大きい。尊敬する島田紳助さんが発足し、関西では瞬間最高視聴率40%超えをはたしたこともある超メジャーコンテスト。5年前に終了し、その間は、フジテレビが“THE MANZAI”として漫才コンテストをつないできたが、今年から“M-1”が復活。くしくもその年に、“キングオブコント”の審査委員長に就任した。

 お笑い新時代の到来に、本気になった松本。早くも“キングオブコント”で高視聴率を叩きだす実績を作っただけに、続く手腕に期待がかかる。(伊藤由華)

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