同作は「劇団☆新感線」のステージを映画館上映する「ゲキ×シネ」シリーズの記念すべき第10作。戦国の乱世で迷い傷つきながらも信じるもののため戦い続ける若者の姿を、ド派手なアクションを交えながらドラマティックに描き出している。18台ものカメラを駆使し、余すことなく魅せる本編はまさしく体感するエンターテインメントだ。
なお、当日、観客を「髑髏党員」という名の宣伝部隊に任命し、同作の成功を祈って、キャストが観客に「髑髏城の七人」オリジナル金太郎飴を振舞った。
【登壇コメント】
出来上がったゲキ☓シネをご覧になっていかがでしたか?
小栗「面白かったです。勝地くんと一緒に見たんですけど、面白かったねって話しましたね。小池さんに泣かされそうになりました。栄子さん、すげーいいんですよね」
舞台の稽古のこととか思い出しませんでしたか?
小栗「思い出さなかったなぁ。思い出しました?」
小池「思い出しましたよ。公演長かったなーとか。誰かが故障してしまったり」
森山「吉田メタルさんという新感線の役者さんがいるんですけど、この映画ではいないことになってるんです。ケガで早々といなくなってしまって…。7人衆だったのが6人衆になっちゃって。意外とそれで現場が回っちゃって(笑)。メタルさんいらなかったんじゃないかって(笑)」
小池「そんなこと言っちゃダメ。ね、太一くん」
早乙女「そんなことダメです」
「髑髏城の七人」の天魔王を演じる上で工夫した点などはありますか?
森山「元々は一人二役でやってたんですね。歌舞伎的なギミックの面白さで楽しんでいく作品でもあったんですけど、それが今回は別れちゃったので、トーンが二人に別れてしまうと今までの髑髏城を無理に踏襲する必要はないというか、違うアプローチができるんじゃないかと考えました」
小栗さんはどのように役に入って行きましたか?
小栗「なんとなく入りました。一人二役ではなく二人が別々になっているので、新しい髑髏城の七人という形で、それぞれの自分たちの正義を持ってできたと思います。どうですか、勝地さん?」
勝地「そうだと思います」
小栗「どういうアプローチをしていったんですか?」
勝地「やっぱり底抜けのばかという部分を一生懸命やる! 一生懸命やりました!」
森山「(当時)すごい精力剤とか飲んでたよね」
勝地「すっぽん、赤マムシ、栄養ドリンク的なやつ、あと錠剤とか飲みましたね。飲まないとやってられなかったんでね。稽古場の時点で立てないなと思って。」
小池「すごく動く役だもんね」
小栗「でも太っていったよね(笑)」
勝地「やっぱりよく食べないと動けないんでね(笑)」
小栗「腕ぱんぱんになってたもんな」
早乙女さんは今回の現場、いかがでしたか?
早乙女「僕はいっぱいいっぱいでした。あまりしゃべることも出来なかったですし、とにかくいっぱいいっぱいでした。(他の方々と共演して)刺激は毎日ありました。刺激を受けすぎてダメになっちゃう状態でしたね」
森山「舞台が終わって、太一と後日会った時に、本編にキスシーンがあるんですけど、ぶっちゃけどうだったんだって聞いたら、マジで俺の口が酒臭くていやだったと言われました(笑)」
早乙女「酒臭いんですよ、何よりも(笑)」
小池栄子さんは今回の現場、いかがでしたか?
小池「新感線に初参加だったんですけど、とにかく責任感の強い人が多かったですね。特に未來なんかは毎日声の調子でいい悪いがわかってくれてアドバイスをくれました。とても心強かったですね。すごく頼り甲斐のあるチームでした。」
勝地さんはいかがでしたか?
勝地「69公演あったので、しんどいときもありました。だけどみんな仲良しだったので、みんなでモチベーションをあげながら頑張りました」
【最後の挨拶】
勝地「今日は楽しかったですね。見て頂いて、みんなで『髑髏城の七人』を盛り上げていってください」
小池「見て損はさせないぞという感じに仕上がってます。思いっきり笑って、そして涙流す所は思いっきり泣いてください。ぜひとも一人でも多くの方に宣伝していただけると嬉しいです」
早乙女「存分に楽しんでいってください。また、友達にも面白さを伝えてください」
森山「楽しんでいってください。でも舞台なんでこれ(笑)。また違う形で楽しんでもらえると思います。こんな演劇もあるだなと思ってもらえると嬉しいです。映画だけではなく、新感線や舞台とかの面白さや魅力も拡散していただけたらより嬉しいです」
小栗「そのあたりも舞台とは違いますので、楽しんでいってください。ちょっと間に休憩はいったりして、長時間ですが飽きさせない内容だと思います。公開まで少し期間があるので、みなさん草の根運動を宜しくお願いします」