「女子カメラ」は、写真サークルに所属する4人の女子大学生の友情や家族の絆らを描くハートフルドラマ。4月に東京で撮影が始まり、大阪、鹿児島とロケ地を移した。旅行や日常のさまざまな写真と共にストーリーが展開し、みずみずしい女性たちの感性が反映された写真も随所に登場。24日から、ヒューマントラストシネマ渋谷で公開。
大きな拍手に迎えられ、姿を現した4人。特に、出演者の3人はそのまま旅に出ることもできそうな軽快なファッションを披露し、首からカメラを下げて登場。熊谷は、「(映画を)撮ったのが4月でしたので、今年は本当にあっという間」「やっとみなさんに全編を見てもらえて」などと初日を迎えた感想を紹介。また、緊張のためか言葉がうまく出てこなかった場面では、客席から「がんばれ!」の温かい声援が向けられ、胸中を「ドキドキ」と語って笑顔を見せた。
その熊谷を「もともとカメラ女子」と呼ぶ高山は、カメラに詳しいという熊谷に、おしゃれなアングルなどを教えてもらいながら撮影に臨み、終わった時には自身も「カメラ女子」になっていたエピソードを披露。役柄を「三枚目の下ネタもぜんぜん言っちゃう女の子」と紹介し、本編ではカットされ、また、舞台あいさつの場でも紹介できないようなせりふもあったことを暴露。上映日ごとに劇場で鑑賞したファンへ抽選でプレゼントされるサイン入り台本にはカットされたせりふも記載されているため、台本で「楽しんでください!」と小悪魔な笑顔を見せ、トークを盛り上げた。
鹿児島出身の女子大学生を演じた園は、鹿児島弁が難しく、共演者や旅館の人などに鹿児島弁を教わりながら、撮影に臨んだという。「鹿児島の人が本当にやさしくて」と4月に行われたという撮影を振り返った。また、3月に大学を卒業し、「今年から地元を離れた友だちがたくさんできました」と語る園にとっては役柄と自分自身が重なり、「同世代の人に見てもらえたらうれしいです」とメッセージを送った。(竹内みちまろ)