よって、正直絶品の年越しそばを食べるには、近所を徘徊して老舗のお蕎麦屋さんに出前を頼むのが一番だ。皆さんの近所で、国産そば粉100%のそばがメニューにあり(もうひとつの大事な基準。外国産のそば粉が混じっているのは、有名なカ○ダ産も含め、×)、永いことやってきてバブルの時代は栄華を誇っていた…しかし現在は大晦日も暇なのか、実際訪ねてみると、かつての繁栄を夢見て店でうつらうつら…なんてちょっとしょぼくれた蕎麦店主のオジサンがいたりしないか。
彼は達人の可能性が高いのである。
簡単には店をつぶさないのも職人としてのプライド…こういう店は、大晦日の日中に飛び込みで予約できたからといって、もう予約を締め切っている有名店よりマズい、なんてことは無い。
ま、主に都内の話だが、今まで何度もそういう極上の店を発見しているのでこれらの基準は、自信をもって言える。
こういう達人の店は味噌汁も抜群にうまいはずなので、チェックしてみてほしい。
皆さんの近所にも、隠れた極上の蕎麦屋があるかもしれない。
さて一転、お取り寄せをするならば、たとえば喜多方市三都町の三都そばや、同じく葛尾村のえごまそばなど、福島系、はいかがだろう。また、越後の海藻つなぎそばなども、素朴なうまさがいいし絶品の薬味も見逃せない逸品だ。