受賞後、今年一番の笑顔はいつだったかと問われた松坂は、今夏に高岡早紀と共演した舞台「娼年」の千秋楽を挙げ、「終わったら、自然と笑みがこみあげた。やりきった感のようなものがあった」とコメント。「自分の中では『挑戦だ!』と思っていた作品。その作品でスタッフ、キャスト全員が全力で走っていけて、終わった時にお客さんに『ありがとう』と言った時は本当によかった」としみじみ。
この日は同賞をリオ五輪銅メダリスト・三宅宏実(ウェイトリフティング)も受賞したが、三宅も、「夢にも思わなかった賞。嬉しい」と笑みを零し、今年一番の笑顔については「やっぱりリオ。崖っぷちの試合もあったんですが、4年間の思いが銅メダルをとらせてくれた。嬉しかった」と感慨深げにコメント。
松坂とはこの日が初対面だったが、「笑顔が爽やかでかっこいい」とその印象を述べ、松坂も「試合で数々の結果を残されていて力強いイメージがあるんですけど、目の前で笑顔を見ると柔らかいというか、優しいものも含まれている。強い人はそういうものを必ず持っているんだって思いました」と三宅の印象を述べていた。
(取材・文:名鹿祥史)