事前に記者会見で宣言していたが、局側の意向で、トレードマークのミニスカはなんと封印。ヒザ丈の黒のスカートで登場し、男性視聴者を落胆させてしまった。
さらに、山岸キャスターといえば、ミニスカに加えて、茶髪、ウエーブのかかったヘアースタイルの印象が強かったが、この日はほとんど黒髪に近い軽い茶髪にストレートヘアー。地味目のメイクという「らしくない」いでたちだった。
日テレでは、山岸キャスターを“第2の小林真央”に育てようとの思惑が見え見え。かつて、同番組でブレイクした小林キャスターは、典型的な清楚系だった。2人はともに、局アナ経験がなく、タレント活動の後にキャスターとなった共通点がある。所属事務所(セントフォース)も同じだ。日テレが山岸キャスターに、「二匹目のどじょう」を期待するのは当然のことか…。ただ、人それぞれ個性があり、個性を殺すことがいいことなのかどうか…。
1日の放送では、難関とも思われたニュース読みも、なんとかクリア。得意のスポーツネタでは、東北楽天ゴールデンイーグルスのチアリーダーに密着取材したもようがオンエアされた。
女子アナウォッチャーのA氏は「これまで、ミニスカと派手なイメージで売ってきた山岸キャスターを清楚系に転身させるのは、かなり無理がありますね。制作側としては、好感度をアップさせるための手段なんでしょうが、これで、山岸キャスターの個性が生かされるかどうかが、カギになりそうです。今までは取材現場でも、派手な格好で現れるなど、好き勝手にやってきた山岸キャスターですが、今後は『おしとやかさ』が求められることになりそうです」と語る。
期待されたミニスカの封印、清楚系へのキャラ転身が、どう影響するのか、注目されるところだ。なお、1日放送の同番組の視聴率(数字は関東地区)は5.2%とイマイチ。前任の鈴江奈々アナが番組を卒業した3月28日は7.3%だった。
(坂本太郎)