ちらと覗くと、1Fは展示スペースになっていた。意外に入りやすい雰囲気だったので、勇んで入…店(?)する。
するとここは、日本酒造組合中央会、という業者の総元締めのような団体の入居するビルの1Fを占める、日本の酒情報館『SAKE PLAZA』というスペースだったのである。
壁面には、都道府県の酒造組合を通じて集めた、蔵元の日本酒のビンがずらり。先ほど目に留まった光景はこれ。壮観だ。
また、一角では、月替わりで地域を限定し、売り切れ御免の貴重な蔵元の酒を充実の品揃えで販売していた。
お姉さんが丁寧に説明してくれて、有料試飲もできる。銘柄のネット検索も常備。なぜか非常に居心地がよい。
他にも、日本中のお酒が、展示・販売されている。話題の発泡酒などもあり、取り扱い銘柄は順次増えていっているらしい。
備え付けのパンフレットを手に取ると、2010年秋の日本酒販売リスト〜信越編〜ということで、大吟醸《大雪渓》(長野)や、純米大吟醸《越乃雪椿》(新潟)などなど、50種類以上の貴重な酒が限定入荷でずらり。安い限定酒がたくさんあるのもいい。
先の10月1日・日本酒の日(!)には、毎年恒例の振舞酒イベントが行われ、鏡割りの枡酒が振舞われた。飲んだ後、記念の枡はおみやげにお持ち帰り。
なんとも気合の入った感じが、『SAKE PLAZA』の雰囲気の良さに現れていた。
日本酒のお土産を手に霞ヶ関駅へ…というのも趣深い。(笑)行政らしからぬ好スポットである。