NHKの局アナ時代、そこそこのルックスと、帰国子女で国際基督教大学出身の経歴が評価されたのか、07年大みそかの「第58回NHK紅白歌合戦」の総合司会を担当。人気番組である「スタジオパークからこんにちは」「プロフェッショナル仕事の流儀」などに出演し、重要な任務を担っていた。
この扱いに、「フリーでもやっていける」と勘違いしたのか、住吉アナは11年3月末でNHKを退局。フリー転身後には、週刊誌のグラビアでセクシーフォトを披露するなど、大胆な一面ものぞかせた。しかし、1年間は本人の意に反し、レギュラー出演のオファーが来ることはなかった。
その住吉アナに白羽の矢を立てたのがフジだったのだが、気の利いたコメントを発するわけでもなく、評価は急降下。「ヨガ天」と称して、住吉アナが上半身タンクトップなどの露出度の高い服装で登場し、あられもないヨガのポーズを取って、伊藤利尋アナが天気予報を読むという奇抜な企画もあったが、話題になったのは最初の頃だけ。住吉アナはド貧乳ぶりを満天下に知らしめてしまった。
12年4月の「知りたがり」スタートと同時に、レギュラーとなったTOKYO FMの「Blue Ocean」への出演は続いているが、地上波ではたまにCMで見るくらいで、単発での仕事もほとんどなくなってしまった。
12年4月からは、BS朝日で小倉智昭との共同司会で、「小倉・住吉のおスミつき!」というエンターテインメント番組をもっていたが、これも今年3月で打ち切り。代わりに、4月から小倉とのコンビは継続して、同局で「音楽夜話〜ミュージック・ヤワー」(土曜日午後11時30分〜深夜0時)が始まった。同番組は毎回、ミュージシャンのゲストを招いたトーク番組だが、住吉アナはここでも力不足を露呈している。
某テレビ関係者は「住吉は小倉の隣に座っているだけ。ゲストに関する知識がないなら、事前に下調べしておくべきだが、そういった様子もなく、小倉とゲストとのトークにも割り込めません。これでは、小倉もやってられないのでは? 司会としての役割は全く果たせず、これなら、住吉を使う必要はないでしょう」と酷評する。
地上波で仕事がなくなったうえ、BSでもすこぶる評価が低い住吉アナ。いずれ、頼みの綱のBSからも消える日が来るかもしれない。
(坂本太郎)