「知りたがり!」はフジでは12年ぶりとなる午後の情報番組として、元NHKでフリーの住吉美紀アナを抜てきして昨年4月にスタート。同局は宮根誠司が司会をつとめる同時間帯の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に対抗しようと期待を寄せたが、視聴率が1%台に落ち込むこともあるなど低迷し「ミヤネ屋」の足下にも及ばなかったため打ち切りが決まっていた。
報道によると、10年にはオリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」で1位に輝いた人気アナで、現在もBSフジ情報・討論番組「ソーシャルTVザ・コンパス」でものも評価され、環境問題から生活情報まで幅広くこなす魅力が起用理由となり、西尾アナは「期待にお応えできるようにがんばります」と意気込んでいるという。
しかし、住吉アナに続き、“外部”の人間を起用したのはフジなりのリスク回避だったようだ。
「もともと『知りたがり!』の時間帯の司会として元フジでフリーの高島彩アナにオファーを出していたが、高島アナは週5日の拘束を嫌い断られた。そこで、住吉アナに白羽の矢が立ったが、コケた責任をほぼ1人でかぶせられ“戦犯”のような扱い。局アナを起用した場合は視聴率が低迷したら局内での責任が問われるため、それなりの視聴率が見込めない限りは“外部”を起用することになるだろう。番組は違うが、先日報じられた『Mr.サンデー』の滝川クリステル降板も、住吉アナ同様視聴率低迷の責任を押しつけられた形」(テレビ関係者)
西尾アナの人気でどこまで「ミヤネ屋」と張り合えるかが注目される。