本当なのだろうか? 外国人が多く集まり、お金と商品をその場でやり取りする”キャッシュオンスタイル”のバーで実態を調査した。
どちらかと言うと冴えない感じにも見える、イタリア系アメリカ人のTさんの作戦は、「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」だ。とにかく声をかけまくる。相手にされなくても、めげない。ストロングハートを武器に、ガンガンアタックしていく。「日本人の女の子は、押されると弱い」と分析する彼は、完全に無視されない限りはチャンスがあると豪語する。女の子が話を聞いてくれれば「一杯おごらせて」攻撃で攻め、景色のいいスポットへタクシーを飛ばし、甘い言葉をささやく。ベタに思える作戦ではあるが、日本人男性は恥ずかしがって意外とやらないだけに有効なのだそうだ。
ラテン系アメリカ人のNさんは、小柄で間が抜けたルックス。そんな彼はとにかく「ブスでも派手な女の子」にターゲットを絞り、得意のダーツで気を引く作戦。仲良くなれそうならば、米軍基地勤務の友人に頼んで「日本の中のアメリカ」にエスコート。アメリカナイズされた非日常の空間の中で、日本では未公開の映画を楽しんだり、本場のBBQで盛り上がり、アメリカ国内そのままのバーで甘い言葉攻撃を仕かければ、「NOと言われたことはないね、一気にベッドインできる」と、意気揚々と語っていた。
彼らは「アメリカでナンパしたって、まず相手にされない。日本だから“外国人”というだけでモテる」と、口をそろえる。外国人好きの日本人女性が少なくないことに加え、押しに弱い日本人女性の特徴につけこむことで、ナンパを成功させているようだ。
ただし、彼らの目的はカラダのみ。付き合うことなど考えていないので、遊びと割り切れないならば、近づかない方が無難だろう。春は地方から真面目な大和撫子が上京する季節。十分注意してほしい。