事の発端となったのは、さいたまスーパーアリーナで行われた「フィギュアスケート世界選手大会2019」。23日には男子フリーが行われ、羽生結弦選手は2位。ネイサン・チェン選手(米)が1位となった。
そんな中、同日に長島議員がツイッターを更新。「夜は、フィギュア世界選手権の男子表彰式の為、さいたまアリーナへ。超満員のスダンドは、羽生結弦選手の圧巻の演技に大爆発」と羽生選手の演技を観戦したことを明かしつつ、羽生選手の演技後、客席からリングにプーさんのぬいぐるみが投げ込まれる「プーさんシャワー」の様子を写した動画を公開。「リンクへ投げ込まれたプーさん山を片付けるのに、ちびっ子スケーター達が大わらわ」とつづっていた。
しかし、日本スケート連盟主催・主管の大会では入場客により撮影行為は禁止されており、本大会も例外なく禁じられていたことから、長島議員のツイッターのもとには「撮影禁止ですよ」「連盟の副会長ならルール破ってSNSに動画上げてもいいんですか?」「議員ならルールを守ってください」という批判が殺到してしまった。
さらに長島議員は、一部ツイッターユーザーから寄せられた「(プーさんシャワー)は次の選手の迷惑になるのでは」といった指摘に反応し、26日に再びツイッターを更新。「大事なご指摘に感謝」としつつ、「連盟としても、ファンの皆様の選手に対する激励のお気持ちと、競技の公正かつ円滑な遂行とのバランスを真剣に考えねばならないと感じました」とコメント。「次に滑走したネイサン・チェン選手が心理的・物理的な影響をものともせずに完璧な演技を見せてくれたことが、せめてもの救いでした」とつづった。
しかし、「プーさんシャワー」で投げられたプーさんについては、大会が開催された現地の慈善団体などに寄付していることでも知られており、その対応に国内外からも称賛の声が集まっていることから、このツイートについて“羽生選手へのプーさんシャワーへの苦言”と受け取ったフィギュアファンが続出。「次の選手がどうとかではなく、あの状況でも常識的かつフェアな場を作れたかどうかを運営側が考えないといけないですよ」「おおわらわなのは対応しきれなかった運営側の手落ちでしょ」「昔から花の投げ込みがあったのになぜいまそんなことを言い出すのか…」といった反発の声が噴出。海外のファンからも「リンクにプレゼントを投げ入れることは長い伝統なのになぜ批判するんですか」などの声が寄せられており、炎上する事態となった。
その後、批判を受けた長島議員は27日になって動画のツイートを削除。「フィギュアスケート関係のツイートにつきましては、心ならずもご関係の方々を巻き込んでツイッター上で混乱を来たしてしまいましたので、削除させていただきました。ご迷惑をお掛けしましたことをお詫びします」と謝罪したものの、フィギュアファンの怒りは収まらず、批判が続いている。
記事内の引用について
長島昭久公式ツイッターより https://twitter.com/nagashima21