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【これじゃ売れない!】 弟もデビュー、百恵・友和の看板がかえってボーカルの“ユウ”を追い詰める。「Peaky SALT(ピーキーソルト)」

 今日の【これじゃ売れない!】は、2008年にメジャーデビューしたバンド「Peaky SALT(ピーキーソルト)」。バンド名を聞いてもピンと来ない人が多かろうが、大手食品メーカーのお菓子のCMでさんざん彼らの曲と映像はテレビに流れているので、一度は目にした事もあるはず。そう、このバンドのボーカルとギターを務めるユウくんは、「あの有名人夫婦の息子なんです」と紹介され続けて早2年。これ、かえって障害になってない?

 次男の三浦貴大も、「ファイト一発!」のCMでケイン・コスギと共演する事が決まり、母の山口百恵以外はみんな芸能活動をしている三浦家。どこぞの演歌夫婦と違い、家庭を守り復帰しない母・百恵と、温和な俳優の父・友和の仲の良い両親に育てられた二人の息子。彼らは、2世タレントという大きな看板をイヤな顔ひとつせず背負っている。しかし俳優の弟はいいが、ロックバンドを組んでいる兄にとってこの看板は、宣伝になるが決してカッコのいいものじゃない。ロックバンドこそ、デビュー後に多くファンが付き、売れないとやっていけない商売だからである。両親のファンであるオジサンオバサンはCDを買ってくれない。そんな知名度は、かえって邪魔なのだ。

 以前「Peaky SALT(ピーキーソルト)」のデビューイベントで彼らを見たが、ユウの声はいい。(さすが親ゆずり!)歌う曲も爽やかでいい。しかし、緊張感ゼロのユウのタレ目と、公式データよりも身長が低めなのが気になった。GW中の5月3日、千葉の本八幡でライブやるみたいだけど、いっぱいお客さん来るのだろうか? ちょっと心配だ。

 イラストレーターの和田誠と、タレント平野レミの息子である和田唱がボーカルを務めるTRICERATOPS(トライセラトップス)は、親の七光りを非常に嫌い、公式の場で親の名を出すことはほとんどしなかった。が、歌がいいので売れた。和田の書く“幸せすぎる歌詞”に一瞬レミの顔が浮かぶが、今となっては気にならない。記者も大好きなバンドだ。それから、前出の「どこぞの演歌歌手夫婦」の息子Taka (タカ)がボーカルを務める「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」。彼らは圧倒的な歌唱力と迫力ある演奏で2010年ブレイク必須のバンドとして注目されている。はっきり言って、「ワンオク」に負けている「Peaky SALT(ピーキーソルト)」。大丈夫か? ユウ、このままで大丈夫なのか。(コアラみどり)

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