理想を言えば、カネなど気にせず、じゃんじゃん“いいモノ”を買い集めればいいのです。物欲を駆り立てるモノがなければ、オーダーメードという手もあります。絵画のオークションなどでもお分かりのように、いい作品はだれもが欲しがりますから、結果として値がつり上がります。目利きできない愚かな金持ちもいますが、相対的にみれば“いいモノ”はそれなりに値が張るのが市場原理です。
では、カネのないオヤジはどうすればいいのか。簡単な話。別に高価なものでなくとも、自分がいいと思えるものを身につければいいのです。それを「いくらすると思う?」などといちいち気にしていては実に格好が悪い。それが100万円の腕時計であっても、せいぜい5000円程度のものにしか見られません。少なくとも私の周囲にいる女性は、トータル金額よりもセンスや着こなし方にシビれるそうです。
一点だけ豪華にすることなど自己満足にすぎません。野球と同じで1点で満足せず、もう1点取りにいく姿勢を持ちましょう。(ジゴロライター・紫三太郎)