仮契約終了後、牧田勝吾チーフスカウト、上村和裕スカウトとともに会見に臨んだ鶴見は「少しずつプロ野球選手になるという実感が湧いてきました。プレミア12でオリックスの選手が活躍しているのを見て、自分も日本を代表するような選手になりたいと思いました。自分のアピールポイントでもある肩の強さを生かして、1日も早く支配下選手になって一軍の試合に出られるように頑張ります!」と育成から侍ジャパンを目指すとアピール。
上村スカウトは「夏の大会では投手として143キロのストレートを投げるなど、肩とコントロールの良さが魅力の捕手。視野の広さも優れており、将来の正捕手として期待がかかる選手」と期待を寄せていたが、捕手をやりながら投手との二刀流で、コンパクトなバッティングが持ち味だという鶴見を、プロの世界に入って、どのような形で育成していくのかは、適性を図った上で決められることになるだろう。
また、同じく育成ドラフト8位で指名された 富山GRNサンダーバーズの松山真之投手も富山県高岡市のサンダーバーズ球団事務所で仮契約を締結。背番号は「008」。
松山は「仮契約を終えて、本当にオリックスで野球をするんだという実感が湧いてきました。空振りが取れるまっすぐが自分の武器です。強気でまっすぐで押すピッチングで2月のキャンプからアピールしていきます!まずは、支配下登録されることが目標です。その先に一軍があると思いますし、1日でも早く支配下選手になれるように頑張ります!」と抱負を述べている。「スピンの効いたMAX146キロの伸びのあるストレートが最大の武器。スライダーと鋭く落ちるフォークも魅力十分の将来性豊かな投手」とスカウト陣が推す速球派右腕に期待したい。
(どら増田)