世界最大の総合格闘技団体UFCでトップを張っていたメジャーリーガー堀口恭司は、『RIZIN.15』4.21神奈川・横浜アリーナ大会でベン・ウィンと対戦。左ストレートからのラッシュで1RKO勝ちを収めている。
試合後、完勝劇をリングサイドから見守っていた榊原信行RIZIN実行委員長がリングに登場し、堀口を祝福。「きょうこの試合を堀口選手が勝つか負けるか、ハラハラして見てたもう一人がアメリカの向こうにいます。6月14日、マディソン・スクエア・ガーデンで、ダリオン・コールドウェルと、ベラトールのベルトを懸けて、恭司、やりますか?」とサプライズ発言。
堀口は「しっかりと向こうのベルトも獲ってきたいと思います。久しぶりにアメリカで試合ができてうれしい」と受諾した。両者は昨年の大晦日に『RIZIN.14』さいたまスーパーアリーナ大会で対戦しており、堀口が一本勝ちを収めている。ダリオンは「Bellatorのケージ(金網)で再戦したら俺が勝つ」とアメリカでの再戦を熱望していた。
また榊原実行委員長は「他にもRIZINの選手を連れて行きたい」と話し『RIZIN.16』兵庫・神戸ワールド記念ホール大会とバランスを取る意向を明らかにしていた。結局、『RIZIN.15』4.21横浜アリーナ大会で、サマンサ・ジャン=フランソワを相手に再起戦を勝利で飾ったRENAが出陣することとなった。
RENAは 「先月、Bellatorへの出場オファーをいただいたとき、驚きましたが、アメリカで試合をすることは、私の大きな夢だったので、それがかなうことがうれしくて今すごくワクワクしています。しかも、日本人女子プロ格闘家がMSGで試合をするのは初めてと聞いたので、派手に勝ってシュートボクシングとRIZINをBellatorファンにアピールしたいと思います」とコメントを寄せている。
世界の格闘技界の動きは早い。最後に生き残るための闘いが急速に進んでいるようだ。
取材・文・写真 / どら増田