朝倉海対ジャスティン・スコッギンスはスコッギンスのけがで中止となってしまったが、堀口恭司対ベン・ウィン、朝倉未来対ルイス・グスタボ、渡辺華奈対ヤスティナ・ハバ、村田夏南子対サライ・オロスコなど好カードが目白押しの全12試合となった。
中でも注目は、昨年大晦日の試合前に計量失敗で欠場したRENAの再起戦だ。対戦相手は、大晦日で対戦予定だったサマンサ・ジャン=フランソワ。サマンサは大晦日にインタビュールームでコメントを残し、RENAに厳しい言葉を投げかけていた。ただ両者は再戦を誓い合っていただけに、今回の対戦実現に障害は全くなかったという。
浅倉カンナに2連敗し、“ジョシカワクィーン”の再起が期待されていたRENAだが、昨年の大晦日は体調不良で倒れ不甲斐ないまま年を越してしまった。RIZINが与えてくれたチャンスにしっかり勝利して応えたいところだが、サマンサは強敵。インパクトのある勝ち方ができるか期待したい。
またRIZINは横浜アリーナ大会に続く『RIZIN.16』神戸ワールド記念ホール大会を6月2日に開催することを決定。今年は大阪での開催を示唆していたが、神戸に初進出することになった。7月にはRISEが、8月にK-1がそれぞれ大阪開催を発表しており、大阪の格闘技熱も盛り上がってきている。RIZINの関西圏での開催はまさに待望。関西の格闘技ファンにとっては忙しい夏になりそうだ。
取材・文 / どら増田
写真 / 山内猛