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「反社の証言をなぜ“正しい”とする」長嶋一茂の発言に共感の声 吉本興業も報道について見解を発表

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画像はイメージです

 26日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)でのある一幕が話題になっている。

 この日も番組では吉本興業騒動を特集。同日発売の週刊誌『FRIDAY』の続報を取り上げた。先日行われた会見の中で宮迫博之は、金塊強奪犯との写真について、「トイレがから出てきたところで声をかけられて撮影させられた」と説明していたが、『FRIDAY』が当事者の野口和樹被告に獄中インタビューしたところ、「写真だけでなく一緒に乾杯してシャンパンを飲んだ」「半袖を着ていたため入れ墨ははっきり見えていた」と反論したという。さらに「宮迫が席に戻るときに同席者が現金で5〜10万円渡していた」という目撃者の証言も掲載しており、『モーニングショー』でも紹介していた。

 しかし、この内容に同番組コメンテーターの玉川徹氏は「ずっと最初から気になってるんだけど」と前置きし、「映像とか事実関係を元反社の人が『FRIDAY』に言う理由って何なんだろうな?』『そもそも何の目的もないことをやるような人たちじゃないでしょ。目的のために犯罪も犯そう、っていう人たちじゃないですか。そういう人たちが目的もなくこんな大ごとにすることを何のためにしているのかな」と、『FRIDAY』に告発をしている反社会的勢力の目的が分からないと疑問を口に。さらに「詐欺師の証言を、われわれは詐欺師でない人(宮迫)の証言と一緒に受け取っていいんだろうか。われわれが少なくとも、『あ、これは』って思えるのはあの映像と写真だけなんですよね。それ以外の証言なんて信用できるかどうかなんて分からないんですよ』と情報の信憑性を疑っていた。

 これに対しコメンテーターの長嶋一茂も「僕も玉川さんに大共感」とコメント。「反社の方たちの証言が正しいっていう前提で(『FRIDAY』は)記事を書いているわけでしょ? その記事を公共の電波、『モーニングショー』が乗っけて出しているというのは、僕は正直言うと、『モーニングショー』の批判するわけじゃないけど、違和感を感じるわけ。本来であれば、反社の人たちの証言の立証をしなければならない」と、報道に疑問を呈していた。

 ふたりのこのコメントに視聴者からは、「その通り。可能性で言えば反社の人が嘘ついている可能性の方が断然高いはず」「テレビは週刊誌の記事そのまま放送するんじゃなくてもっと疑問を持った目で放送するべき」「ワイドナショーも面白おかしく盛り上げるんじゃなくて、正しい情報だけを教えてほしい」といった共感の声が相次いでいる。

 この『FRIDAY』の報道を受けて、吉本興業は自社の公式HPにて「宮迫博之氏に関する報道についてご報告」として、26日に文書を発表している。同社は、20日の宮迫とロンドンブーツ1号2号・田村亮の会見でも金銭受領の否定を強く主張されていたこと、同社のヒアリングでも「2000%受け取っていない」と主張していたことを改めて報告。宮迫より一度虚偽報告を受けていることから、「どちらを信じていいのか、困惑しております」と、報道が事実であれば、宮迫のマネジメント契約解消の撤回についても再度検討せざるを得ない状況だとしている。

 報道により、ますます泥沼化していく吉本問題。情報を見極める力も大事になりそうだ――。

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