search
とじる
トップ > 社会 > 山本太郎氏、『モーニングショー』出演で「見直した」の声 称賛された“30秒まとめ”の内容は

山本太郎氏、『モーニングショー』出演で「見直した」の声 称賛された“30秒まとめ”の内容は

pic pic

山本太郎氏

 「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に、政治家の山本太郎氏が出演し、「れいわ新選組」の政策について語り、反響を呼んでいる。

 25日の放送では、玉川徹氏のコーナー「そもそも総研」にて、「れいわ新選組山本太郎代表は何がしたいのか?」というテーマで緊急特集を組んだ。

 れいわ新選組は、参議院選挙の比例区で2議席を獲得し、その得票率は4.55%と、約20人に1人が投票した計算。2議席は「特定枠」を使った舩後靖彦氏と木村英子氏のものとなり、山本氏自体は国会議員ではなくなったが、「今後、党勢を拡大し、最終的には政権を狙いにいく」と述べた。玉川氏が「政権を狙うということは、(党の)代表ですから、総理大臣を目指すと?」と問うと、「申し訳ないですけど、そういうことになります」と総理を目指すことを断言。「本気じゃなければ旗上げしない」と言い、次回の衆議院選挙にも出るという。

 今回の特集では、れいわ新選組の公約に沿って説明が行われた。「消費税の廃止」については、「税の滞納の6割は消費税。10%になれば、首が締まっている今の状態から首をくくらなきゃいけなくなる」と説明。山本氏は「勝手にフリップ作ってきたんですけど、いいですか」と消費税が3%になった時の消費の落ち込みや、「生活が苦しい」と感じている人の割合が6割弱、貯蓄ゼロの割合が20代で6割以上、30〜50代でも4割を超えていることなど、具体的なデータを持ち出し、「20年以上デフレ(物価下落)が続いて、国が衰退していってるのは日本だけ」だと危機感を表明した。国の借金を増やした理由に言及し、消費税以外で国の財源を確保する手段も述べた。

 この説明を聞いた高木美保の「れいわ新選組に投票したのは若い(新しい)力を感じた人たち。一方で、自民党に投票した人たちは、今満足ではないけれども、安定していて、とりあえずそこそこ生活が出来ているから、冒険しないでやってくれるのは与党じゃないか(と思って投票したのでは)」と両党投票者の対照性と、“現状維持”を求める声を述べた。しかし、山本氏は「現状維持になっていないことに、気付かないといけない」と断言した。

 また、今回議席を獲得した舩後氏はALS(筋萎縮性側索硬化症)患者、木村氏は脳性まひ患者という特徴的な要素がある。「今の世の中は、生産性で人が測られるような部分がある。自殺者も多い。これが加速すると、命の期限が出てくるのではないか」「これから高齢化社会は進み、寝たきりの人も増えてくる。私は“寝たきり界のトップランナー”に(国会に)入っていただいて、寝たきりになっても豊かに生きていける、命の期限を設けない、生産性で測らせないという形に国会論戦をしていって頂きたい」と語った。

 コーナー最後にも、「あと30秒しかないです」と言われ、きっちりとこれまでのまとめや主張を述べ、締まりのある終わり方となり、視聴者からは「山本さんの説明、とても分かりやすかった。見直した」「少なくとも興味をもったよ」「玉川さんが控えめになって山本さんに喋らせてくれてた。ナイスアシスト」「参院選前なら良かったのに。こうやってじっくりと政策を聞ける機会がもっとあっていいはず」といった称賛の声が相次いだ。

 しかしその一方で、「詐欺師みたいに話が上手いだけ」「ヤツのバックに中核派がいる噂を忘れるなよ」「こんなテレビであっさり意見変える人はそれまで」といった否定派の声も変わらず上がっている。

 番組では「(視聴率)1%で100万人が見るテレビというメディアは需要」と述べた山本氏。参院選後、「地上波からのオファーはこちらの一本だけ」とツイッターでも述べているが、これからの動きに注目したい。

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ