search
とじる
トップ > 社会 > 春日部署の50代警部補が勤務先の女子トイレで盗撮

春日部署の50代警部補が勤務先の女子トイレで盗撮

 なんともハレンチな警察官がいたものである。

 埼玉県警生活環境1課と春日部署(春日部市大沼)などは5月21日、警察署内の女子トイレで盗撮したとして、建造物侵入と県迷惑行為防止条例違反の疑いで、同署留置管理課の警部補・町田誠治容疑者(54=鴻巣市本町)を逮捕した。町田容疑者は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は4月9日午前、春日部署内の2階女子トイレに侵入した上、個室内に小型カメラを設置し、盗撮した疑いが持たれている。

 生活環境1課によると、9日午後、女子トイレを利用した女性職員がカメラを発見。町田容疑者が女子トイレ付近をうろつく姿が目撃されていたことなどから、事情を聴いていた。

 町田容疑者は犯行当時勤務中。トイレは主に職員が使っており、押収されたカメラには数人の女性の映像が保存されていた。取り調べに対し、町田容疑者は「健康のことでむしゃくしゃしていた」と供述しており、生活環境1課では今後、動機について詳しく調べる。

 町田容疑者は77年(昭和52年)4月に巡査を拝命。03年9月に警部補に昇任。07年9月に春日部署に配属され、09年3月から留置管理係長を務めている。

 春日部署の古賀康弘署長は、「警察官としてあるまじき行為で署員を逮捕することになり、大変遺憾に思います。今後、捜査・調査結果を踏まえ、再発防止対策を徹底し、信頼回復に努めたい」とコメントした。

 それにしても、「むしゃくしゃしていた」から盗撮したというのは、到底理解できないことである。警察署のトイレにカメラを設置しても、すぐばれると思うのだが、なんともあさはかな行動である。
(蔵元英二)

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ