佐賀県教委は5月18日、勤務する小学校の女子児童のスカート内をスマートフォンで盗撮したとして、佐賀市立小学校の男性教諭(40)を同日付で懲戒免職とした。
県教委によると、教諭は2月22日午後1時45分頃、勤務先の学校の教室で、1〜6年生が参加する特別活動中にトランプ遊びをしていた高学年の女児に後ろから近づき、スカート内を5枚撮影した。
別の女児が気付き、教えられた被害女児が養護教諭に相談して発覚。教諭は「シャッター音が出ないアプリを入れていた。児童を写したのは初めて。自分で見て楽しむためだった」と認めているという。
県教委がスマホを確認したところ、別に成人とみられる女性の胸元を盗撮した写真5枚などが入っていた。
市教委と小学校は2月23日、佐賀署に通報。教諭は同日から自宅謹慎。翌24日、保護者に謝罪し、体調不良を理由に休職。その直後から入院中という。
県教委の指針では、懲戒事案は原則公表だが、今回は「被害児童が特定される」との保護者からの要望により、教諭の氏名や学校名を非公開とした。
中島秀明副教育長は「本来児童を守るべき学校での行為。服務規律を徹底したい」と話した。県教委は「女児の心を傷つける行為で申し訳ない。教職員一人一人の自覚を促し、再発防止に努める」としている。
それにしても、この教諭。いくらなんでも自覚がなさすぎだ。
(蔵元英二)