会見では山本議員は、4月下旬に自由党と国民民主党の合流の可否が出たあとに、結果のいかんにかかわらず離党をすると宣言。集まった寄付金の金額次第で、衆参ダブル選挙への対応、全国区での比例代表を立てての出馬などを模索する。もっとも消極的な場合は、山本議員が無所属で東京選挙区からの出馬となる。 山本議員は「もうひとつの野党結集を目指す」「世の中の壊れていくスピードが早いので、すぐ行動を起こさねば」と血気盛んにアピールを行った。これには、ネット上では「山本太郎マジだな」「一人でも行動を起こすのはすごい」といった声が聞かれた。何より山本議員は芸能人時代から破天荒な人物として知られる。
山本議員と親しかった人物として伊集院光がいる。伊集院と山本議員は1992年放送のドラマ『まったナシ!』(日本テレビ系)で共演。相撲部屋を舞台としたドラマで、伊集院と山本議員は力士役だった。リアリティを出すため元力士が指導に入ったが、厳しい稽古に10代の山本議員は「別に俺ら力士になりたいんじゃないんすよ」と食ってかかり、伊集院がその心意気を気に入ったようだ。
さらに、同年放送の伊集院の出演する『素敵な気分De!』(TBS系)の生放送中に、山本議員が乱入するハプニングも起こった。この番組は平日昼の帯番組。場違いな場所をまかせられた伊集院が酒に酔いながら、「あんな番組壊れちゃえばいいのに」と山本議員に愚痴ったところ、「俺がぶっ壊す」と翌日の放送で覆面姿で乱入したのだ。山本議員は伊集院を立て名前を最後まで出さなかったという。
このほか、芸能人時代は1〜2か月の夏休みを必ず取り、山本議員のラジオレギュラー番組の代打を伊集院が務めることもあった。賛否両論はあるだろうが、山本議員は昔から一本筋を通す人物であったのは確かだろう。