同興行はプロレスリングZERO1の全面協力を得て開催されるが、自演乙は同団体の旗揚げ10周年記念興行(3・6両国国技館)に来場。蝶野正洋とデビュー戦を闘った、“破壊王子”橋本大地(18)の試合後にあいさつ。
初めて、プロレスマットに足を踏み入れた自演乙は「橋本大地選手、いい試合でしたね。感動しました。自分も5.5後楽園でプロレスデビューします。やはり、ひとりでは盛り上がらないと思いますんで、ライバルが必要だと思います。ボクは絶対負けない。ルーキー同士でこのプロレス界を盛り上げましょう。5・5後楽園、ブシロードレスリング、デビューしますんで応援よろしくお願いします」とマイク。注目のデビューを果たした大地をライバル視した。
翌朝、自演乙は自身のブログで、「デビュー戦の内容で、絶対橋本大地選手よりもインパンクトのある試合内容を目指します。新人王は渡さないぜ!」と宣言。デビュー前から、早くも年末恒例の「プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)新人王を視野に入れた。
今回のプロレス挑戦は、ホームグラウンドであるK-1のお家の事情がある。だが、自演乙は単なる生活費稼ぎのためではなく、やる以上は本気で取り組む腹づもりだ。すでに、ZERO1道場でプロレスのトレーニングを始めている自演乙。これだけの大物格闘家がプロレス参戦するのは、稀有なケースだけに期待は膨らむ。
(ジャーナリスト/落合一郎)