逮捕容疑は3日夜、多古町飯笹の「スナックみずほ」店内で、短期滞在の資格しかない台湾人の女(35)=同法違反容疑で現行犯逮捕=をホステスとして働かせた疑い。陳容疑者は「たまたま客の接待をさせていただけ」などとして、容疑を一部否認。越河容疑者は容疑を認めて「申し訳ない」と供述しているという。陳容疑者と逮捕された女は、内縁関係にあったという。
越河容疑者は同店の賃貸契約で保証人になったり、開店資金の半分を出資するなどしており、実質的な共同経営者だったとされる。
同課によると、10月23日に、同店で働いていた別の台湾人女性(50)が「台湾で旅行業者の企画に参加したら、店に連れて行かれ働かされた。売春も強要された」と、近くの交番に届け出て発覚した。同課では売春防止法違反容疑の疑いでも捜査している。
市の消防士は当然のことながら、市の職員で副業は禁止されている。ましてや、越河容疑者は幹部であり、部下の範となるべき立場。副業でスナックを共同経営していただけでもルール違反なのに、違法行為をしていたとなると大問題だ。
成田市消防本部は「副業でスナックを経営していたのであれば規定違反」とした上で、「信頼を裏切り深くお詫びする。職員の綱紀粛正に取り組む」と陳謝した。
(蔵元英二)