search
とじる
トップ > スポーツ > 千葉・成田市の消防幹部が“副業”で台湾スナック経営 売春強要の疑いも

千葉・成田市の消防幹部が“副業”で台湾スナック経営 売春強要の疑いも

 千葉県警風俗保安課は11月5日、観光ビザで短期滞在中の台湾人の女を共同経営するスナックで働かせていたとして、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、同県成田市消防本部赤坂消防署消防司令の越河正男(57=同県多古町多古)、台湾人の風俗店経営・陳品如(チェン・ビンジュ=43=同)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は3日夜、多古町飯笹の「スナックみずほ」店内で、短期滞在の資格しかない台湾人の女(35)=同法違反容疑で現行犯逮捕=をホステスとして働かせた疑い。陳容疑者は「たまたま客の接待をさせていただけ」などとして、容疑を一部否認。越河容疑者は容疑を認めて「申し訳ない」と供述しているという。陳容疑者と逮捕された女は、内縁関係にあったという。

 越河容疑者は同店の賃貸契約で保証人になったり、開店資金の半分を出資するなどしており、実質的な共同経営者だったとされる。

 同課によると、10月23日に、同店で働いていた別の台湾人女性(50)が「台湾で旅行業者の企画に参加したら、店に連れて行かれ働かされた。売春も強要された」と、近くの交番に届け出て発覚した。同課では売春防止法違反容疑の疑いでも捜査している。

 市の消防士は当然のことながら、市の職員で副業は禁止されている。ましてや、越河容疑者は幹部であり、部下の範となるべき立場。副業でスナックを共同経営していただけでもルール違反なのに、違法行為をしていたとなると大問題だ。

 成田市消防本部は「副業でスナックを経営していたのであれば規定違反」とした上で、「信頼を裏切り深くお詫びする。職員の綱紀粛正に取り組む」と陳謝した。
(蔵元英二)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ