幕内上位にいた豪栄道や雅山など、野球賭博問題で先場所謹慎した幕内6力士全員が十両に陥落し、十両の4力士も幕下に降格! で、横綱・白鵬もビックリ! の大荒れ? だったみたいですが、
日本酒もね、期待して待っていたお気に入りの銘柄に異変があったり…荒れX2だよ。
去年出会った日本酒なんだけどね、本当に楽しみにしてたのに…杜氏が酵母を変えたんだってー。
もっと美味しくしようと新しいことにチャレンジするのはよいことだけどさ、同じ商品名で販売しちゃ〜ダメだよね!! 明らかに味が変わっているし別物なんだからさ〜。消費者をバカにしてんの!? って思っちゃうよね!! ガッカリだよホント。
ということで、皆さんにはこんな嫌な思いをして欲しくない一心で、私、蛇の目ピロコが調子に乗って。「日本酒版“秋”の番付表」(横綱から小結まで)なんぞ勝手に作ってみました。
○小結
『秋田県のお酒、出羽鶴“刈穂”ひやおろし 山廃仕込純米酒』
9月9日は“ひやおろし”解禁DAYなの。
“ひやおろし”とは…冬から春にかけて仕込まれた新酒を一度火入れ(加熱殺菌)し、夏の間、涼しい蔵の中で貯蔵して熟成。それを秋に生詰め瓶詰めすることを言います。
酸味の効いた「早く飲んで〜」と言わんばかりのプ〜ンとそそる香りにしっかりとした風味、そして飲んだ後のキレが良く、飲み飽きしない、まさに今この時期だけの味!! 是非秋の味を楽しんでみてください。
『石川県のお酒、萬歳楽“杜氏の隠し酒”大吟醸』
1991年でした。小さな横綱と言われていた千代の富士が、当時小結だった貴闘力に“とったり”で敗退。
その後、千代の富士さん、引退したんですよね…。
このお酒もそれぐらい衝撃的な、杜氏の秘蔵っ子といわれるほどのものなんですよー!!
是非その“とったり”を受けてみてください。
○関脇
『福島県の鶴の江酒造“会津中将”純米大吟醸』
こちらはこの前、実際会津に旅行した際に酒蔵に伺い、試飲して出会ったお酒です☆
心地良い爽やかな香りに、優しい丸みのある味☆
一口含んだだけで、体の余分な力がス〜っと抜け、包まれているような安心感に酔い、幸せ気分になっちゃいます。
『秋田県の太平山“津月”純米吟醸』
こちらも最近出会ったばかりの、いい意味でとんでもないお酒です。
まず華やかな香りにふぁ〜んとなり(笑)、さらにまろやか〜なお味で攻められ…あなたも津月の虜に絶対になっちゃう。
“うっちゃり”の技をかけられたらこんな感じなのかも?? 油断していたわけじゃないけど、一気に大逆転された〜って感じです!! 衝撃でした☆
9月に入っても今年は猛暑が続いていましたが、次第にしっとりとした秋に移り変わって行きます☆ 是非、季節感を味わいながら旬のお酒を堪能してください。次回は今月末ぐらいに、大関から日本酒番付表をまたご紹介させていただきますので。お楽しみに〜。
では☆
(女流覆面きき酒師・蛇の目ピロコ)