そんな人たちから支持を受けるのがタフネス仕様のスマホ、タフネススマホだ。でも、見た目がゴツイだけで本当に効果あるの? そんな疑問を抱いたある猛者が、過酷なサバイバル環境下でタフネススマホをいじめぬく耐久性実験を行ってみたというから紹介しよう。
今回、その実験台に選ばれてしまったのは京セラから7月16日に発売されたばかりのスマホ「TORQUE G02」。「世界初の耐海水」というキャッチコピーで水深1.5mに約30分沈めても壊れないほか、米国国防総省の調達基準19項目と京セラ独自の耐久試験2項目の耐久テストをクリアしたという触れ込みの超タフネス仕様だ。まさに選ばれるべくして選ばれた実験台といえよう。
かくして耐久性実験が始まった。まずは最もありがちな落下実験から。ポケットや鞄から落としてしまうことは多いが、今回はマンションの階段から投下。結果はまったく問題なしだった。
ならば踏んでしまうおうと、1500ccの自家用車でぺちゃんこ。非情にも往復でひかれたが、傷すらつかないという結果に。
お次は水攻め。いきなり海水にドボン。この程度ではびくともしない「G02」だったが、今度は砂浜に埋められてしまう。精密機器には細かいチリやホコリも大敵だが…、無事に電源がついた。
検証はますますヒートアップ。今度は洗濯機のなかに放り込んでフタを締めたら、残酷にも洗濯ボタンをプッシュ。ゴロゴロという水音とともに洗濯槽のなかを泳ぎ回る「G02」。取り出して数十分後に動かして見ると…、動作確認できてしまった。
まったく壊れない「G02」に、検証側の怒りはピークに達する。水をはったタッパーに「G02」を入れると、冷凍庫で一晩凍らせてしまう。果たして世の中でスマホをおっちょこちょいで凍らせてしまう人がどれほどいるか不明だが、翌朝、冷蔵庫からおそるおそる取り出してみると、そこにはガチガチに凍った「G02」の姿が。気温34℃の路面において待つこと数十分、その電源は今回もついてしまうのだった。
もっとも今回の検証はあくまで第三者が勝手にやった実験。メーカーが保証しているものではない。それにしてもタフネススマホの耐久力や恐るべしだ。今回実験に使われた「TORQUE G02」は、逗子海岸(神奈川県)の海の家「なみある?ビーチハウス」で、8月30日まで無料で体験貸し出しを行っている。逗子海岸に行く予定のある人は実物を手にしてみるのもいいだろう。
【参考サイト】http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/g02/