レストランやスーパーなどは早めに店じまいをするところも見られた。地下鉄も28日午後7時過ぎからシャットダウンするという厳戒体制で臨んだが、海岸沿いにはジェットスキーやサーフィンをする「不埒者」や高波の見物人も。
30日もハリケーン一過で青空とは行かず、雨と風がぐずついた。死者数、停電家屋数など徐々に被害が明らかになっている。地下鉄も開通のめどが立たず、NY証券取引所も2日間閉鎖される。報道では、歴史的、前例のない、今まで見た事のない、という形容詞が何度も使われている。名物トークショーの「デビッド・レターマン」は29日、観客なしで収録した。
ハリケーン・サンディは「カテゴリ1」なので風速は約33m〜40m。台風に慣れている日本人にはさほどの強風には感じられないのだが、枝が折れて飛ばされたり、根こそぎ倒れている木が目立った。これは枝打ちをしないせいなのか、それとも地盤に問題があるのか、倒れてきた木に当たり死亡者も出ている。
日本に比べれば地下鉄網が雨や海水に弱く復旧も非常に遅く感じられる。水曜日のハロウィーンパレードも延期になるのかならないのか、まだ決定していない。(セリー真坂)