セックスレスという共通の悩みから意気投合し、次第に吉野みち(奈緒)と新名誠(岩田剛典)が惹かれていくという物語が描かれた本作。特別編では、みちが離婚してからどんな日々を送っていたのか、“空白の数か月”が描かれるという触れ込みだった。
※以下、ネタバレあり。
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しかし、蓋を開けてみると、「特別編」とは名ばかりのほぼ「総集編」だったという。
「本編では、吉野夫妻も新名夫妻も双方離婚。誠はみちに告白するも、『自立したい』という理由で振られました。しかし数か月後、陽一(永山瑛太)と楓(田中みな実)を巻き込んだ4人での話し合いの場が持たれ、再び誠がみちに玉砕。一方、みちはまだ陽一に自身の想いがあることに気づき、ラストにはみちと陽一が復縁するという展開になりました」(ドラマライター)
この結末に、ネット上からは混乱の声が殺到。セックスレスに加え、みちが子どもを欲しがっているのに、陽一はいらないと言っていることの問題も解決しないまま復縁したことに、多くの疑問の声が集まっていた。
今回の特別編では、みちや陽一がどう心変わりしたかが描かれると思われていたが――。
「今回の特別編で明らかになったのは、陽一がみちに買ってきたキーケースが実は限定品で、それを陽一が押しつけがましく言わなかったこと。さらに、みちが後輩の北原華(武田玲奈)に騙し打ちで見合いをセッティングされ、そこで改めて陽一と結婚したことの意義を再確認していた程度。なぜ、陽一と復縁するまでに至ったか、陽一はみちの望みを受け入れらるのかは結局、謎のままでした」(同)
そのため、ネット上からは「ただの触れ込み詐欺」「総集編やる意味あった?」「未公開エピソードなんてほんの数分じゃん」「空白の数か月何があったか全然描かれてなかったやん!」「ただただ時系列をめちゃくちゃにしただけの一時間だった」というブーイングが集まってしまっていた。
今期、最もネット上で盛り上がった作品の1つだった『あなたがしてくれなくても』。最後は残念な結果に終わってしまった。