最終回は、吉野みち(奈緒)は、夫の吉野陽一(永山瑛太)と、新名誠(岩田剛典)は、妻の新名楓(田中みな実)と離婚が成立した。その後、みちを水族館に誘った新名は告白するも、「独り立ちしたい」という理由で振られてしまい――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
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最終回ではラストの展開を巡り、ネット上が炎上している。
「最終回直前の第10話で、みちと新名が配偶者と別れたことで、2人が交際を始めるという見方が強かった一方、終盤でみちが新名の告白を断るというまさかの展開に。第10話放送後、最終回でストーリーがどう転がっていくのか多くの視聴者が困惑していました。一方、蓋を開けてみると、最終回では数か月時間が経ち、みちと陽一がなぜかいい雰囲気に。酔って元の家に戻り、キスするシーンまで描かれました」(ドラマライター)
一方、新名もみちのことが忘れられず。離婚から1年後が描かれた最終回終盤では、そんな新名を見ていられなくなった楓が強引にみちを誘い、陽一の喫茶店を訪れることに。居合わせた新名を含め四者面談を行い、新名が改めてみちに告白し、また玉砕する展開になった。
しかし、結局みちは「好きだよ」とストレートに告白した陽一を選択。最後には、みちと陽一がかつて住んでいた家の近くの坂道を仲良さそうに歩いていくという姿が描かれた。
このラストに、ネット上からは「夫婦関係壊された楓だけが可哀想」「新名夫婦はあまりにも被害者」「みちの一貫性のなさに引いた」「みちと陽一の痴話喧嘩でした」「近年稀に見る最悪な最終回」というブーイングが集まり、炎上状態となっている。
「夫婦関係が壊れるきっかけとなったみちと新名が不倫の末結ばれるのは、世の中の流れ的にアウトだったのかもしれませんが、そもそもみちには『独り立ちしたい』という願望があったはず。それを無視し、性格も変わらない、みちが望んでいた子どもへの考えも変わったという描写は見られない陽一と元サヤに戻ったことに、納得が行かなかった視聴者が多かったようです」(同)
振り回された新名夫婦だけが気の毒といった結果になってしまった。